店主雑記

シャーロッキアン日記

2026年10月22日:『Canadian Holmes』2026年秋号が届く

10月19日の日記で、平山雄一さんの論考がカナダのホームズ団体の機関誌に掲載されたことを書きました。その掲載号である『Canadian Holmes』2026年秋号(第49巻第4号)が、先日わが家に届きました。ちなみに、『Canadian ...
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2026年10月21日:ホームズはどう扱われてきたか ゲーム理論 後編:プレイヤーから人物類型へ

前編では、1944年のゲーム理論の古典が「最後の事件」のカンタベリーの場面をどう解いたかを読みました。フォン・ノイマンとモルゲンシュテルンは、ホームズとモリアーティを、名前を入れ替えても成り立つ二人のプレイヤーとして扱いました。個性を捨てた...
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2026年10月20日:ホームズはどう扱われてきたか ゲーム理論 前編:カンタベリーで降りる確率は60%

先日、アテネ大学(ギリシャ)の研究室が2026年3月に公開した、ある小冊子を読みました。題名はThe Fiction to Action Decision Manual。シャーロック・ホームズ、モリアーティ教授、そしてフー・マンチュー博士の...
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2026年10月19日:「ホームズは死んで地獄に落ちた」と書いたドイルの手紙:マットさんとの共著論考を公開しました

10月17日(米国時間)、アメリカ在住のシャーロッキアン、マット・ホールさんが、ご自身のブログ221B Cooeeで、私も一緒に書かせてもらった論考「‘Here are the very letters’ (FIVE): Sherlocki...
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2026年10月18日:ホームズの印税をソ連に求めた裁判:1958〜59年のモスクワ訴訟を当時の記録でたどる

先日、Marco Mellinaの論文「Sherlock Holmes in Moscow, revisited: Harold J. Berman and US-Soviet legal cultural diplomacy in the...
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2026年10月17日:ホームズは「自閉的」に演じるべきか——Nick LaneとLuke Bartonに聞く、舞台版『四つの署名』

以前、Academiaで届いたTom Ue氏によるインタビュー記事(Blackeyed Theatreの『恐怖の谷』舞台化を扱ったもの)を紹介したことを思い出し、関連する文献を探してみたところ、同じUe氏による一本前のインタビュー記事に行き...
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2026年10月16日:ハマーの旅行ガイドが作った「ホームズのイングランド」:McLaughlin の論考を読む

この記事は、10月3日の記事の続編です。前回は、文化地理学者の David(Dave)McLaughlin の業績を、初期の発表原稿(ホームズ物語に出てくる杖や懐中時計といった「モノ」を論じたもの)から、博士論文、論文を経て、2024年の単...
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2026年10月15日:社会科学はホームズをどう読んできたか(後編):「社会を読む対象」としてのホームズ

前編では、ホームズの推理を社会科学の「方法のモデル」として読む系譜を、トゥルッツィからDwivediまでたどりました。後編では、もう一つの軸に移ります。ホームズのやり方が科学として正しいかどうかではなく、ホームズ物語そのものを、近代社会を映...
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2026年10月14日:社会科学はホームズをどう読んできたか(前編):「方法のモデル」としてのホームズ

academia.eduから届いたメールアラートに、"Converging Precincts: Sociology and Sherlock Holmes" という論文が入っていました。インド社会学会(Indian Sociologica...
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2026年10月13日:JSHC全国大会in長崎参加記録

先週土曜日から昨日まで、日本シャーロック・ホームズ・クラブ(JSHC)の全国大会に参加するため、長崎に行っていました。(そんなわけで、旅行中は日記もお休みしていました。) JSHCでは年に2回、全国大会が開催されています。春は東京、秋は東京...
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2026年10月9日:クリプキは何を訂正したのか——分析哲学者たちの「シャーロック・ホームズ問題」

先日、ある論文を追いかけているうちに、ソール・クリプキ本人が自分の議論を「誤りだったようだ」と書いている一文に行き当たりました。しかも、その対象はシャーロック・ホームズです。てっきり書誌調査のつもりが、思いのほか奥行きのある話につながりまし...
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2026年10月8日:ホームズの復活と、その名で売られた商品――Vranken論文の文献表からCollier’sの広告を追う(3)

第1回と第2回では、Thomas Vranken の論文「The Public, the Press, and Celebrities in The Return of Sherlock Holmes」を、正典の本文で確かめました。結論は、...