シャーロッキアン活動について記録していきます
シャーロッキアン日記 2026年10月28日:ホームズは科学を先取りしたのか Nature誌のコニコヴァ論考を読む
Nature誌のホームズ論を手がかりにNature誌に掲載されたホームズ論のPDFを手に入れました。マリア・コニコヴァの「Fiction: The science in Sherlock Holmes」です。2017年9月21日号の書評・文...
シャーロッキアン日記 2026年10月27日:宮殿の外のシャーロック・ホームズ:風刺小説、警察官、そして怪盗(後編)
前編では、オスマン帝国のホームズが、まずスルタン、アブデュルハミト2世の宮殿の中で訳され、1908年の第二次立憲政のあとでようやく一般の読者に届いたところまでを追いました。1909年4月にスルタンが退位させられると、宮殿の外に出たホームズは...
シャーロッキアン日記 2026年10月26日:宮殿のなかのシャーロック・ホームズ:アブデュルハミト2世とトルコ語訳の始まり(前編)
先日、1913年のアテネで出たホームズのパスティーシュを調べていたとき、比較のためにオスマン帝国の事情を少し調べました。その途中で、ホームズを愛読したと伝えられるスルタン、アブデュルハミト2世の名前に何度も行き当たり、トルコでのホームズの受...
シャーロッキアン日記 2026年10月25日:ヴェニゼロス首相を救うシャーロック・ホームズ:1913年アテネの匿名パスティーシュ
academia.eduで論文を探していたところ、「"Yunan" Sherlock Holmes(「ギリシャの」シャーロック・ホームズ)」という題の、トルコ語の短い記事に行き当たりました。書いたのはギリシャのミステリー作家フィリッポス・フ...
シャーロッキアン日記 2026年10月24日:AIは「観察」できるか:ホームズの名を冠した二つのAI評価
先日、ホームズの推理をコンピュータや人工知能になぞらえる論文を読みました。「ホームズの頭脳はコンピュータのようだ」という比喩に接して、私は、具体的には何がどう似ているのだろうと考えました。そこで逆に、AIを作っている側の研究者は、ホームズの...
シャーロッキアン日記 2026年10月23日:ホームズはどう扱われてきたか 法学編:顔を見れば嘘がわかるのか、カナダの判事が読む「ボヘミアの醜聞」と「赤髪組合」
昨日紹介した『Canadian Holmes』2026年秋号(第49巻第4号)の目次を眺めていて、一本の論考のタイトルが気になりました。ジル・ルノー(Gilles Renaud)さんの「The Dancing Men and demeano...
シャーロッキアン日記 2026年10月22日:『Canadian Holmes』2026年秋号が届く
10月19日の日記で、平山雄一さんの論考がカナダのホームズ団体の機関誌に掲載されたことを書きました。その掲載号である『Canadian Holmes』2026年秋号(第49巻第4号)が、先日わが家に届きました。ちなみに、『Canadian ...
シャーロッキアン日記 2026年10月21日:ホームズはどう扱われてきたか ゲーム理論 後編:プレイヤーから人物類型へ
前編では、1944年のゲーム理論の古典が「最後の事件」のカンタベリーの場面をどう解いたかを読みました。フォン・ノイマンとモルゲンシュテルンは、ホームズとモリアーティを、名前を入れ替えても成り立つ二人のプレイヤーとして扱いました。個性を捨てた...
シャーロッキアン日記 2026年10月20日:ホームズはどう扱われてきたか ゲーム理論 前編:カンタベリーで降りる確率は60%
先日、アテネ大学(ギリシャ)の研究室が2026年3月に公開した、ある小冊子を読みました。題名はThe Fiction to Action Decision Manual。シャーロック・ホームズ、モリアーティ教授、そしてフー・マンチュー博士の...
シャーロッキアン日記 2026年10月19日:「ホームズは死んで地獄に落ちた」と書いたドイルの手紙:マットさんとの共著論考を公開しました
10月17日(米国時間)、アメリカ在住のシャーロッキアン、マット・ホールさんが、ご自身のブログ221B Cooeeで、私も一緒に書かせてもらった論考「‘Here are the very letters’ (FIVE): Sherlocki...
シャーロッキアン日記 2026年10月18日:ホームズの印税をソ連に求めた裁判:1958〜59年のモスクワ訴訟を当時の記録でたどる
先日、Marco Mellinaの論文「Sherlock Holmes in Moscow, revisited: Harold J. Berman and US-Soviet legal cultural diplomacy in the...
シャーロッキアン日記 2026年10月17日:ホームズは「自閉的」に演じるべきか——Nick LaneとLuke Bartonに聞く、舞台版『四つの署名』
以前、Academiaで届いたTom Ue氏によるインタビュー記事(Blackeyed Theatreの『恐怖の谷』舞台化を扱ったもの)を紹介したことを思い出し、関連する文献を探してみたところ、同じUe氏による一本前のインタビュー記事に行き...
