『Bitter of the Baskervilles』に公演評、米図書館でホームズ派生企画

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英国では、今夏各地のパブ庭園を巡回している新作『Sherlock Holmes and the Bitter of the Baskervilles: An Untapped Tale』について、実際の舞台構成と評価が分かるレビューが公開されました。米国では9月に向け、公共図書館でホームズの派生作品を読む継続型読書会と、ホームズを題材にした脱出ゲームが予定されています。

『Bitter of the Baskervilles』に具体的な公演評——「パブ」を舞台にしたホームズ外伝

英国の演劇レビューサイトLouReviewsは8月28日、ロンドン・イーリングのThe Ploughで上演された『Sherlock Holmes and the Bitter of the Baskervilles: An Untapped Tale』のレビューを掲載しました。Adam Meggidoが書いた新作で、Old Joint Stock Theatreの巡回部門が今夏、イングランド各地のパブ庭園を回っている作品です。舞台はホームズの行きつけという設定のパブ「The Bitter of the Baskervilles」。そこに迷い込んだ外国人客に対し、バーテンダーと常連客たちが、それぞれホームズと遭遇した事件を語っていく構成になっています。

出演はWill Batty、Will Hamilton、Imogen Vickers、David Haller。4人はいずれも俳優であると同時に歌や楽器も担当し、帽子や小道具を替えながら複数役を演じ分けます。レビューは、観客を巻き込む即興的な運びや、「The Beast of Baker Street」のような正典を思わせる架空事件を交えた愛情あるパロディを評価する一方、パブ庭園という空間の制約から一部の場面が見えにくいとも指摘し、3.5点(5点満点)を付けています。これまで公演告知だけでは分かりにくかった実際の語りの構造が明らかになり、ホームズ本人を中心に据えるのではなく、周囲の人物が「ホームズに遭遇した記憶」を語る形式の現代パスティーシュとして興味深い舞台化です。

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ジョージア州の公共図書館で「Beyond Baker Street」——9月はローリー・R・キング

米ジョージア州ケネソーのNorth Cobb Regional Libraryでは9月15日、「Beyond Baker Street: A Sherlock Holmes-Inspired Book Discussion」が開かれます。Cobb County Public Libraryの公式案内によると、これはホームズのスピンオフ、リテリング、コンパニオン・ストーリーを読む成人向けの継続型読書会で、毎月第3火曜日の午後6時に開催されています。9月の課題本はLaurie R. Kingの『A Letter of Mary』です。

8月28日付のCobb Courierが、同館の9月プログラムを紹介する中でこの読書会を取り上げ、開催予定が改めて地域向けに周知されました。単発のホームズ朗読会ではなく、「221Bの先へ」と銘打って派生作品そのものを継続的に読む点が特徴です。ホームズ受容が正典の再読だけでなく、Mary Russellシリーズのような現代パスティーシュを介した読書コミュニティへ広がっていることを示す、小規模ながら興味深い公共図書館活動です。

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ニュージャージーの図書館で「Sherlock’s Library」——行方不明のホームズを探す脱出ゲーム

米ニュージャージー州のWayne Public Libraryでは9月4日午後1時から、「Mobile Escape Room Experience: Sherlock’s Library!」が開催されます。図書館の公式案内では、参加者が「行方不明になったシャーロック・ホームズ」を探す設定のモバイル型脱出ゲームで、事前登録制です。地域情報サイトでも開催直前のイベントとして案内されています。

ホームズをテーマにした脱出ゲーム自体は珍しくありませんが、今回の企画は商業施設ではなく公共図書館を舞台にしている点が特徴です。Wayne Public Libraryではスカベンジャーハントや映画上映など体験型プログラムも継続しており、「Sherlock’s Library」もそうした図書館活動の延長線上にあります。ホームズの「推理する」「探す」というイメージが、読書資料の展示だけでなく、参加型の探索ゲームへ転用されている一例です。

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