米カリフォルニア州アナハイムで開催中の第84回World Science Fiction Convention(LAcon V)では、シャーロック・ホームズを主題とするパネルが複数組まれました。また、John H. Watson Society(JHWS)では、2025年に延期された年次Canonical Treasure Huntが2026年に復活し、締切が9月5日まで延長されています。
Worldconでホームズを正面から扱う2つのパネル——Leslie S. Klingerも登壇
8月27〜31日にカリフォルニア州アナハイムで開催されているLAcon V(第84回World Science Fiction Convention)で、ホームズを主題とするパネルが少なくとも2本組まれました。8月27日の「Sherlock Holmes Through Time and Space」には、注釈版ホームズなどで知られるLeslie S. Klinger、Sarah Gulde、Gwynne Garfinkle、Neil Ottensteinらが参加。8月30日には「Stock-Holmes Syndrome: The Great Detective」が開催され、ホームズを「Great Detective」というキャラクター類型から捉える企画が組まれています。
前者の公式紹介では、ジェンダーを変えた表現や別時間軸を含む、長年にわたるさまざまなホームズ像を検討するとされています。ホームズ専門大会ではなく、SF・ファンタジーの世界的ファン大会で独立した討論テーマとして扱われた点が特徴です。ホームズがミステリの枠を越え、SF、オルタナティブ・ユニバース、ファン文化を含むメディア横断的なキャラクターとして現在も機能していることを示す例といえます。現時点で公式に確認できるのはセッション名、概要、登壇者などで、討論内容の記録そのものは公開されていません。
情報源
JHWS「Annual Canonical Treasure Hunt」が2026年に復活——締切は9月5日
John H. Watson Society(JHWS)の年次企画「Annual John H Watson Canonical Treasure Hunt」が、2026年に復活しています。JHWSが8月に公開した案内によると、今年の問題はWordファイルで配布され、Treasure Hunt MasterのRich Krisciunas(Bullpup Hector)宛てに回答を提出する方式です。告知が通常より遅れたため、回答締切は9月5日午後11時59分(米東部時間)まで延長されました。
Treasure Huntは、暗号、地理、固有名詞、年代、正典特有の語彙などを手掛かりにホームズ60編を読み込む、JHWS恒例のcanonical quizです。2025年は準備上の事情から延期され、翌2026年に再開すると告知されていました。1年ぶりとなる今回の復活は、シャーロッキアン文化における「ゲーム」や正典精読の伝統が、オンラインの国際的な参加型企画として継続していることを示しています。締切直前となる今週、参加者にとっては最後の追い込み期間に入っています。



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