銀座で『緋色の研究』朗読公演、ユタでは『Moriarty』長期公演が開幕

今日のホームズニュース

本日は、日本国内では銀座・博品館劇場で予定される『シャーロック・ホームズ~緋色の研究・出会い~』、海外ではユタ州Hale Centre Theatreで開幕する『Moriarty: A New Sherlock Holmes Adventure』を取り上げます。

銀座・博品館劇場で『緋色の研究』――ホームズとワトスンの「出会い」を朗読劇に

博品館劇場は、新企画「博品館劇場名作リーディングシアター」の初回作品として、アーサー・コナン・ドイル原作**『シャーロック・ホームズ~緋色の研究・出会い~』を上演すると発表しました。公演は2026年10月20日から25日まで**、会場は銀座・博品館劇場です。

原作はもちろんホームズ長編第1作『緋色の研究』。今回のタイトルに「出会い」とあるように、シャーロック・ホームズとジョン・ワトスンが初めて顔を合わせる物語を扱います。脚本は木村美月氏、演出は荒井遼氏。出演者は公演ごとに異なり、小林裕介、緒方恵美、鈴木達央、高橋広樹、市川蒼、神尾晋一郎、細谷佳正ら、多数の声優・俳優が参加します。

全8公演で、料金は全席指定8,000円。先行受付は8月12日に始まっており、一般発売は9月5日10時から予定されています。主催は博品館劇場、企画・制作はMAパブリッシング/Gohです。

日本でのホームズ舞台では、近年ノサカラボによる継続的な朗読・舞台化が目立っていますが、今回はそれとは別系統の劇場企画です。しかも題材がホームズとワトスンの関係の出発点となる『緋色の研究』。ホームズ作品をすでに知っている観客だけでなく、正典への入口となり得る題材を選んだところに注目したいと思います。

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ユタ州Hale Centre Theatreで『Moriarty』開幕――別プロダクションが長期ランへ

 米ユタ州Sandyでは本日8月17日、Hale Centre TheatreによるKen Ludwig作『Moriarty: A New Sherlock Holmes Adventure』が開幕します。初日は現地時間午後7時、Mountain America Performing Arts Centreでの上演です。

 この戯曲自体は昨日のニュースにも登場しましたが、昨日取り上げたのはフロリダ州Fort Walton BeachのStage Craftersによる別プロダクションです。今回はユタ州のHale Centre Theatreによる新たな上演で、同劇場の案内では8月17日から11月14日までの長期公演として設定されています。

同じホームズ戯曲が、ほぼ同時期にアメリカ各地の異なる劇場で上演されている点は興味深いところです。Ludwigのホームズ劇では『Baskerville: A Sherlock Holmes Mystery』も各地で繰り返し上演されており、『Moriarty』も同様に地域劇場のレパートリーとして広がっていくのか、今後を追う価値があります。

個々の公演だけを追えば小規模な地域演劇ニュースに見えます。しかし、同一戯曲の複数地域での反復上演という現象として見ると、現在どのホームズ・パスティーシュが舞台作品として定着しつつあるのかを考える材料になります。

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今日のまとめ

今日の2件はいずれも舞台ですが、向いている方向はかなり違います。

日本では、正典第1作『緋色の研究』へ戻り、ホームズとワトスンの「出会い」を朗読で再提示する企画。一方アメリカでは、現代の新作ホームズ戯曲『Moriarty』が、別々の地域劇場で次々に上演されています。正典への回帰と、現代パスティーシュの定着が同時に進んでいるわけです。

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