10月20日、ホームズのモデルとなった医師ジョゼフ・ベルの評伝『Sleuth-Hound』が英米で刊行されました。また、ヒュー・ボネヴィル朗読の『四つの署名』が22日から配信予定となっているほか、Netflixドラマ『ホームズ最後の事件』について英語圏メディアによる新たなレビューが公開されています。
ジョゼフ・ベル評伝『Sleuth-Hound』、英米で10月20日刊行
医学史家リンジー・フィッツハリス(Lindsey Fitzharris)による『Sleuth-Hound: The Case of the Real Sherlock Holmes』が10月20日に刊行されました。英国版はAllen Lane、米国版はFarrar, Straus and Girouxからの出版です。
10月6日に刊行予定を、17日には米『Smithsonian Magazine』掲載の抜粋を、18日には英紙『The Scotsman』による詳報を紹介した本書が、正式な発売日を迎えました。
英国版はハードカバー320ページ、定価25ポンド、ISBN 9780241632611。電子書籍版とオーディオブック版も用意されています。米国版のISBNは9780374609498です。
本書は、ジョゼフ・ベルの診察や犯罪捜査への協力を通じて、コナン・ドイルがホームズを創造する背景となった19世紀の医学と法科学の発展を描いています。
情報源:
Penguin Books(英国版出版社)/
Macmillan(米国版出版社)
ヒュー・ボネヴィル朗読『四つの署名』、10月22日から全7回で配信
英国のポッドキャスト制作会社Noiserは、俳優ヒュー・ボネヴィル(Hugh Bonneville)が朗読するコナン・ドイルの長編第2作『四つの署名』(The Sign of Four)を、10月22日から配信します。
本作は、同社のシリーズ『Sherlock Holmes Short Stories』の新シーズンとして制作されるもので、全7回構成。第1回は47分で、10月22日から無料で聴取できます。有料サービスNoiser+では先行配信されています。
制作はダンカン・バレット(Duncan Barrett)が担当。音響制作にはミリアナ・ピットマン=レイサム、マット・ピーティらが参加しています。
ボネヴィルは同シリーズでホームズ作品の朗読を続けており、10月7日には『緋色の研究』全7回の最終回が公開されました。今回の『四つの署名』も、Noiser公式サイトおよび主要ポッドキャスト配信サービスで聴取できます。
情報源:
Noiser公式サイト/
ヒュー・ボネヴィル公式サイト
Netflix『ホームズ最後の事件』、英語圏メディアがクリスティー作品と比較してレビュー
10月19日、英語圏のテクノロジー系メディア『Talk Android』が、Netflixで9月25日から配信されているスペイン発のリミテッドシリーズ『ホームズ最後の事件』(El problema final)のレビューを公開しました。執筆したのはイーサン・コリンズ(Ethan Collins)です。
本作はアルトゥーロ・ペレス=レベルテの小説を原作とする全4話のミステリードラマ。1959年、マヨルカ島近くの孤島にあるホテルで、嵐によって外界から隔絶された13人の間に殺人事件が起こります。かつて映画でシャーロック・ホームズを演じた老俳優ベンジャミン・バジル(ホセ・コロナド)が、事件の謎に向き合います。
レビューでは、孤島に閉じ込められた人々の間で殺人が続く設定を、アガサ・クリスティーの『そして誰もいなくなった』と比較しています。また、題名がコナン・ドイルの「最後の事件」に由来することや、バジルがホームズのような観察力と論理的思考を発揮しながら、自身も容疑者となる設定を紹介しています。
作品の評価については、序盤で緊張感を徐々に高め、最終話で物語が加速するとした一方、全体の構成をさらに引き締める余地があったと指摘しています。



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