シンガポールで公式体験開幕、森見ホームズ文庫化

今日のホームズニュース

本日は、体験型コンテンツ、出版、舞台などの領域で掲載価値のある動きを確認しました。なかでも大きいのは、シンガポールで『緋色の研究』を現代の街へ移植した公式体験型ゲームが本日開幕したことです。

シンガポールで『A Study In Red: The Official Sherlock Experience』が開幕

シンガポールのゲームスタジオHiddenは8月21日、Bugis地区で『A Study In Red: The Official Sherlock Experience』を開幕しました。The Straits Timesは、特定の街区そのものを舞台にする「site-specific」形式では世界初の公式シャーロック・ホームズ体験と報じています。最大5人でスマートフォンを使い、Bugisの複数施設を巡りながら約90分かけて殺人事件を解く形式です。内容は『緋色の研究』を下敷きにしつつ、ヴィクトリア朝ロンドンを現代のBugisへ置き換えています。今日8月21日が正式開幕日で、現地主要メディアが当日報道しています。正典を地域の都市空間へ移植する現代的なローカライズと、ホームズIPの体験型展開を示す事例として注目できます。

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森見登美彦『シャーロック・ホームズの凱旋』、中公文庫版が本日発売

中央公論新社から8月21日、森見登美彦『シャーロック・ホームズの凱旋』の中公文庫版が発売されました。舞台は「ヴィクトリア朝京都」。スランプに陥ったホームズを描く独自の再創造で、文庫版は定価1,210円、ISBN 978-4-12-207826-0です。紀伊國屋書店では発売に合わせ、対象店舗で購入者に森見氏のメッセージを印字した特別レシートを渡す企画も始まりました。9月6日には京都で森見氏と武田綾乃氏による文庫化記念トーク&サイン会も予定されています。今日取り上げる理由は文庫版の発売日当日だからです。日本文学におけるホームズ受容・再創造が文庫化によってさらに広い読者へ流通する動きとして記録できます。

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Torch Theatre、『バスカヴィル家の犬』の主要キャストを発表

ウェールズのTorch Theatreは8月21日、10月7日から17日まで上演する『The Hound of the Baskervilles』の主要キャストを発表しました。Steven CannyとJohn Nicholsonによるコミック版で、Jessica DyasがDr Watson、Gareth John BaleがSherlock Holmesをはじめ複数役、Rick YaleがSir Henry Baskervilleを演じます。3人の俳優が多数の人物を演じ分ける高速コメディとして構成されます。公演計画そのものではなく、配役が8月21日に新たに公表されたことが今日のニュースです。『バスカヴィル家の犬』を少人数・多役の喜劇へ変換する舞台翻案が現在も継続している一例として簡潔に押さえておけます。

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