2026年3月27日:『ヤングシャーロック』を最後まで見る

シャーロッキアン日記

無事に出張から帰国しましたので、日記も再開したいと思います。

 

以前こちらでも『ヤングシャーロック』第一話を見たということを書きました。

その後続けてみられてなかったのですが、今週の出張で長距離フライトもあるということで、Amazon Prime Videoでエピソード2〜8までをダウンロードし、行きと帰りの機内で鑑賞しました。

ヤング・シャーロック ~オックスフォード事件簿~ シーズン1を観る | Prime Video
ガイ・リッチー監督が贈る、伝説の名探偵シャーロック・ホームズの誕生秘話。大胆でアクション満載のミステリーが、あまりに有名な探偵の若き日の冒険を描く。

行きのフライトで前半の半分、帰りのフライトで残りを見ることができました。

ネタバレにならないように感想を書こうと思いますが、一部ネタバレまで行かないものの、内容に触れていますので、未見の方でフレッシュに見たい方はここから先は見た後にしていただけたらと思います。

 

本作はシャーロック・ホームズの若かりし頃を描いたもので、オックスフォードを起点として、英国のみならずヨーロッパ各地が舞台になっています。

シャーロックはオックスフォードの学生なのかと思っていましたが、実はそうではありませんでした。学生なのはモリアーティの方で、本作ではシャーロックとモリアーティがバディとなって、事件を解決していくのですが、オックスフォード内の話だったのが、だんだんホームズ家の秘密にも発展し、ヨーロッパ各国を巻き込む国家的な話にまで発展していきます。

ガイ・リッチー製作ということで、アクションもふんだん盛り込まれていて、テンポもいいので、8話をあっという間に見てしまいました。

話としては、上記のようにかなりスケールの大きな話になっていきますので、ガイ・リッチー監督の『シャーロック・ホームズ』にも通じるところがあると感じました。ただ、こちらは一応原作があるということで、特に映画との接続はありませんでした。(もしかしたら隠れているのかもしれませんが)

一連のドラマとしては大変愉しんでみたのですが、シャーロッキアン的な観点からは、少し気になるところもあります。

一つはホームズ家そのものが主題になっていて、正典からは読み取れない要素も多々あり、正典の世界に矛盾なく接続しているかと言われると、かなり?もあります。もちろん、パロディやパスティーシュ、映像作品は正典に縛られない独自のストーリー展開に魅力があるので、多少踏み込んだ描写がないと面白くないという側面もあるのですが、あまりにも正典との矛盾が大きすぎると、あえてキャラクターをシャーロック・ホームズにする必要があるのか、という疑問の方が大きくなってしまいます。

本作も、シャーロックとモリアーティが若かりし日からの知り合いで、一緒に事件を解決するというモチーフ自体は面白いし、所々に犯罪王になっていく将来の影も見え隠れするのですが、正典だと、二人の年齢差はかなりあったのでは、などと考えると少し穏やかではなくなるところもあります。

また、家族関係についても、かなり独自の物語になっているところもあり、ここまでのことがその後に影響しないはずもなく、正典の登場人物への影響が大きすぎるのではとも感じました。

ホームズの新しい側面が楽しめるので、こうした映像化やパスティーシュは基本歓迎のスタンスで楽しんでいるのですが、シャーロッキアンとして、正典に重きを置きすぎると、その楽しみがやや薄れるところもあり、我ながらややこしいなと感じています。

BBCのSherlockのように、換骨奪胎されていると、全くの別物として楽しめるんですけどね。

 

さて、帰国したばかりですが、明日、明後日はJSHCウィークエンドということで、セミナーと大会が開催されます。会場で参加者の皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。

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