ある日、Xを見ていたら、こんな投稿を見つけました。
『ABAJ東京国際稀覯本フェア 2026』(3月13日-15日)が開催されます。
国内外の古書店が集う、2年に一度のフェアです。
北澤書店の出品カタログは下記URLよりご覧ください。https://t.co/kVe7KG4KGU pic.twitter.com/ErkglUL3ov— KITAZAWA BOOKSTORE (@kitazawa_books)
ふと気になって、カタログを見てみたところ、なんと、こんな本が出展されるとのこと。
アーサー・コナン・ドイル 『バスカヴィル家の犬』
初版・初刷 1902年 ロンドン刊
Arthur Conan Doyle, The Hound of the Baskervilles.
First edition, first printing.
London: George Newnes, Ltd., 1902.
First issue point: On page 13, the word “YOU” appears in error where “YOUR” should read, a known textual
point identifying the first printing.
19.0 × 13.0 cm
『The Hound of the Baskervilles
(バスカヴェル家の犬)』(1902)シャーロック・ホームズ物語の代表的長編。1901–1902年 The Strand Magazine 連載。
初版初刷。
初刷のイシューポイントを満たすコレクターアイテム。※会期前からのご予約も承っております。
お気軽にお問い合わせください。 pic.twitter.com/L0hKFStY5j— KITAZAWA BOOKSTORE (@kitazawa_books)
気になるお値段は825,000円。
もちろん高価な本ではありますが、初版本ですし、バスカは人気作品でもあるので思っていたほどではないという気もします。
これまでもホームズ単行本の初版については、車が買える値段、などと言う人もいたりして、縁がないものと思っていました。
もちろん80万円なのでお気軽に購入というわけにはいかないのですが、手が届かないものという感じではなく、以外と現実的な値段であることが分かり、また一つ煩悩が増えてしまいました。
すぐ買えるということはもちろんないのですが、是非一目見て見たいと思い、ABAJ東京国際稀覯本フェアがちょうどこの週末にかけて開催されているとのことなので、行ってみることにしました。
会場は有楽町の東京交通会館。12階まで行くとクロークがあり、そこで荷物を預けて中に入ります。そこでカタログも売っていたので、記念に購入しておきました。
中に入ると、普段行きなれている古本市とはうってかわって、厳かな雰囲気。多くの貴重な本が各出展ブースでガラスケースに収められています。
お目当ての北澤書店さんを見つけ行ってみると、バスカがガラスケースの中に。他にも貴重な本が多数並んでいたのですが、ひときわ輝いて見えたのはシャーロッキアンだからでしょうか。
しばらく眺めて、他の出展ブースも見て回ったところ、Peter Harringtonという書店のブースに、『シャーロック・ホームズの帰還』の初版本を見つけました。
お値段はなんと100万円ちょっと。衝撃で正確な額を忘れてしまいましたが、サイトで見たところ5000ポンドなので、今の為替だとやはり100万円超えですね。
稀覯書のコレクターではないので、これらを揃えたいという大それた野望はないのですが、2,3桁違う値段のStrand Magazineと合本については少しだけ持っています。単行本の初版は持っていないので、1冊ぐらいは、と思いますが、Strandとは違って、そうそう手は出せそうにありません。
そういえば、以前古書会館で、『恐怖の谷』の単行本を見かけたことがあります。初版だったか確認しなかったのですが、4万円ほどでした。あのとき、頑張って買ってればと未だに公開していますが、値段が値段なので、また見つけても買うかどうか、自信はありません。しかし、100万前後の本を見てしまうと、かえって安く感じてしまうのは、あまりよろしくないですね。

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