2026年7月3日:The Sherlock Holmes Journal Vol.37 No.4(2026年夏号)が届く

シャーロッキアン日記

 

所属しているロンドン・シャーロック・ホームズ協会(SHSL)の機関誌である『Sherlock Holmes Journal』の最新号が届きました。

『シャーロック・ホームズ・ジャーナル』は、論考を中心としたもので、年に2回発行されています。SHSLでは、これとは別に『District Messenger』という、時事的な情報を収録したニュースレターのようなものを月1で発行しており、こちらはデジタル版がメールで届きます。

ロンドンに1年滞在していたときにSHSLに入会して、そのときにはいくつかの行事に参加しましたが、その後は長らく現地での行事には参加できず、もっぱらDistrict Messengerとジャーナルを送ってもらいそれを読むというのが中心になっていました。

昨年は久しぶりに現地での行事であるポーツマス旅行に参加することができて、大変楽しかったのですが、その後は現地には行けていませんし、今のところ予定もありません。

そうなると、District Messengerで得られた情報を深掘りしたり、このジャーナルを半年かけてじっくり読んでいく、といったことが活動の中心となってしまいます。

今号の記事は以下のようなものとなっています(拙訳。まだ未読のものもあり、一部正確ではない可能性があることをご了承ください)。ざっと見た限りで、テーマ別に大まかに整理してみます。
◆ 正典研究・人物考証

外交の深淵:「高名な依頼人」の世界を航海する(ポール・M・チャップマン)
悪党の巨大な汚水溜め(マルクス・ガイサー)
帝国の長い影:ホームズ正典における英領インド・シーク教徒の関係(ケイト・チーマ)
グルーナー男爵:唇のゆがんだ男(ジャイルズ・フィリップス)
★データ!データ!データ!情報リテラシーとシャーロック・ホームズ(アマンダ・アレクサンドラ)
シャーロック・ホームズ、あるいは誰が男をオムドゥルマンに送り込んだのか?(ダグラス・カー)

◆ 実証研究・モデル探索

「私はケンジントンにある自宅まで車を走らせた」(エルンスト=ハラルド・モック)
パーシー・トレヴェリアン博士のモデル再考:デヴィッド・フェリアー博士(アンドリュー・J・ラーナー)
ドイル家とデンマーク人(パレ・シャンツ・ラウリドセン)

◆ コラム・エッセイ・時事

魔法の時代の221B(イアン・トムソン)
「私にはこう思える…」(オーベロン・レッドファーン)

◆ 巻頭・巻末

エディトリアル:この男は危険なようだ
編集者のノート
追悼:ピエール・ノルドン
ウィグモア・ストリートの郵便袋(読者投稿欄)

★をつけた「データ!データ!データ!」は、情報リテラシーというテーマ自体が今の自分の関心(セカンドブレイン構築や資料整理)とも重なるので、真っ先に読んでみたいと思っています。他の記事も追って読み進め次第、感想を書いていければと思います。

まだ到着したばかりで、これからじっくり半年かけて読んでいきたいのですが、冒頭の編集者のノートに、協会メンバーのテリー・ヒルトンさんが「ホームズのロンドン」という古い地図を発見したという話が掲載されていて、これがぱっと見で面白い情報でした。

私もホームズ地図というのはいくつか持っているのですが、テリーさんによれば、こちらは1930年代にHousehold Finance Corporation(HFC)のプロモーション用として制作された歴史的なピクトリアルマップ(絵地図)だそうです。テリーさんが権利関係を整理して、リプリントできるようにしたとのこと。

地図好きなので一つ欲しいと思いつつ、eBayにはないので、引き続き探してみたいと思います。もしリプリントが実現して入手できたら、手持ちのホームズ地図コレクションと合わせてまた記事にしたいと思います。

 

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