2026年4月29日:『北西鉄道事件シャーロック・ホームズの未公開事件記録』第2話北への鉄路をたどってを読む

シャーロッキアン日記

池田邦彦さんがコミックバンチKaiで連載中の『北西鉄道事件シャーロック・ホームズの未公開事件記録』の第二話を読みました。

第一話は無料で読めますが、二話からはポイントが必要となります。とはいえ、アカウントを作成するとボーナスポイントがもらえるので、今回についてはそれでポイントが足りて購入ができました。

第一話では依頼の話だけ聞いていたホームズですが、今回正式に捜査を開始することになりました。

ネタバレを避けるために、ストーリーの詳細は省きますが、背景となっているのはロンドンからスコットランドに向かう二つの鉄道会社間のスピード競争があります。その二社というのがロンドン北西鉄道とグレートノーザン鉄道。

ロンドン北西鉄道(とカレドニアン鉄道)が西海岸ルート、グレートノーザン鉄道(とノースイースタン鉄道、ノースブリティッシュ鉄道)が東海岸ルートを使ってロンドンからスコットランドのアバディーンを目指しています。

この二つの路線、出発駅は違いますが(西はユーストン、東はキングスクロス)、アバディーンに到着する時間を巡って競争が起こったのは実際にあったことでした。

 

事件発生年を考える

シャーロッキアンの悪い癖で、事件があるとそれがいつ発生したのかを確認しなければ気が済みません。(俗に「年代学」などとも呼ばれています。)

作品内の記述と歴史的な出来事とを合わせて検証してみたいと思います。

第一話で、アルミニウムの希少性の会話があり、1884年のワシントンモニュメントでの使用、2年後の電解法で価格が大幅にされる、この事件の3年前にはすでに価値が低かった、ということなので、少なくとも1889年以降のことであることは分かっていました。

念のため、作品中の記載からも確認してみたいと思います。

第一話で東海岸ルートが4時55分到着と新聞報道されていたとホームズが言っています。新聞でこの競争を「Race to the North」などと称して、どちらが勝ったか負けたかを報道していたそうですが、最も加熱したのは、1995年8月だったようなので、この作品も1995年に発生した事件を扱っているのではないかと思われます。当時の到着記録では8月21日発22日着の東海岸が4時58分着だそうなので、この日もしくはその後ではないかと思われます。ただ、第二話では、同じ日(22日?)の夜にホームズ達が西海岸ルートに乗ったようですが、記録ではこの次の日に両鉄道は競争をやめることに合意したようですので、第三話以降でどのような描かれ方がされるのか、注目してみたいと思います。

 

ちなみに、池田邦彦さんは、『シャーロッキアン!』でも有名。

シャーロッキアン! : 1 シャーロッキアン! (アクションコミックス)
書店でアルバイトをする女子大生の原田愛里は、同じシャーロッキアンである大学教授の車路久とコンビを組んで、ベーカー街のホームズ&ワトスンよろしく、さまざまな依頼人(?)のため『シャーロック・ホームズ物語』に隠された知られざるオドロキの謎に挑む...

コメント

タイトルとURLをコピーしました