今日、1月6日はシャーロック・ホームズの誕生日と言われています。
この誕生日をお祝いして、ニューヨークとロンドンではイベントが開かれます。
ロンドンのイベントはロンドン・シャーロック・ホームズ協会が主催する晩餐会がメインで他にあまりイベントはないのですが、ニューヨークのBSIのイベントは、会員のみが出席できるディナーはありますが、それ以外にも非会員向けのディナーがあったり、講演会があったり、ミステリー専門書店ミステリアスブックショップの地下書庫が年に一度解放されたり、販売会があったりと盛りだくさんな内容です。
毎年1月6日に近い週末と次の週末で、ニューヨークとロンドン、交互に順番を入れ替えて開催されています。今年は、ニューヨークが6日に近い週末に開催の番です。(今年のロンドンのディナーは翌週ではなく二週間後ですが)
ところで、ホームズの誕生日が1月6日と言われているのは何故なのでしょうか。
直接的には、BSI創始者であるクリストファー・モーリーが1933年1月6日号の「The Saturday Review of Literature」に、「ある占星術師が示唆したように、シャーロック・ホームズが1月生まれである可能性が高いのなら、何らかの記念はなされるべきである。したがって、この問題がこれまで決着していないのであれば、私は1月6日(本誌 Saturday Review の発行日)を彼の誕生日として指名したい……」と書いたのがきっかけとなっています。
その根拠としてモーリーが挙げているのは、ホームズがシェークスピアの『十二夜』を2回も引用していること。クリスマスから数えて十二夜目が特別な日であったから2回も引用している、なぜならそれが彼の誕生日だった。それが1月6日である、という訳です。
しかし、この日記ではお馴染みのIHOSEのブログで、実は1月6日ではなく5日ではないかとの説が紹介されていました。
イギリス国教会はじめ西方のキリスト教ではクリスマス当日を含めて12日目を数えるのが一般的で、そうなると12日目は1月5日であるとのこと。
また、さらにJSHC月例会のXアカウントの中の人が大発見をしていて、モーリーが誕生日を提案した「The Saturday Review of Literature」の発売日が1月7日で、その日を誕生日としているバージョンもあるとのこと。
これを見る限り、1853年1月7日とありますね。なのでちょっと自信がなかったのです。
ひょっとしたら新発見? pic.twitter.com/VpCduXAKP9— JSHC月例会@2026/1/10ハイブリッド月例会 (@JSHCGETSUREIKAI)
このあたりもう少し深掘りしてみたいと思います。
ちなみに、もう一つの1月6日説の根拠として、『恐怖の谷』事件で、1月7日にホームズとワトソンが会話をするシーンから話が始まるのですが、そこでホームズが「僕の赤ら顔のごとしかい?」という台詞があり、これは前の日にパーティーがあって二日酔いになったから、ということで、それが誕生日のパーティーだったのでは、という推論につながります。
今夜からニューヨークなので、しばらく更新はお休みとなります。



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