今年もホームズ関連の本をよく買いました。
本好きの人なら分かると思うのですが、本を買う喜びの代償は本をしまうスペースの増大。
買って読んだ本はどんどん売っていくという考え方の人もいると思うのですが、生来の収集癖がたたり、本を売ったり捨てたりというのが極端に苦手です。
仕事を始めてしばらくは、本は所蔵することに意味がある、意味があって買ったのだからいつかその本を参照することが必ずある、という信念のもと、一切本を手放すことはありませんでした。しかし、スペースとの戦いに破れ、引っ越しを機に紙で手元においておきたい本以外については、すべてスキャンして電子化してしまいました。
また、その頃から、一度読めば良さそうな流行り物の本とか、小説類については電子書籍で買うようにもなってきました。
現時点で手元に残している本は、シャーロック・ホームズ関連の本と料理の本となっています。
料理関連の本はさすがにあまり増やさないように買う量をセーブしているのでまだましなのですが、シャーロック・ホームズについては、深みにはまるほど、また様々な発表をするようになるほどに本が増えていきます。
古い本でおさえておくべき本については、国内のものは概ね手元にそろってきたのですが、最近アメリカのBSIの世界に触れるようになると、今まで知らなかった定番本であったり、知り合いとなった人が書いた本などをたくさん知るようになってきて欲しい本がとどまることを知りません。
また、国内外で新たに刊行されるホームズ本も相当な数があり、こちらは新刊で返るうちに買いたいという欲が出てきてついつい購入してしまいます。
手元にも相当のホームズ本があるのですが、本格的なマニア、コレクターは一桁も二桁も違う蔵書があることも知ってしまいましたので、単に数だけ増やすのは辞めようと思えるようにもなってきました。
従って、ホームズ本の中でも、購入するものの優先度は少し明確になってきています。まず最優先なのは事件に登場する場所を研究したり旅したりする、いわゆる地理学と呼ばれるホームズ研究分野に関する本。次に最近関心が出てきたホームズの事件がいつ発生したかを突き止める年代学に関する本。そしてその他一般の研究書になります。ここ当たりまでは見かけたらあるいは発売されたら日本語は必ず買う、英米のものもできるだけ買うといった領域。
本来このカテゴリーには、様々なバージョンの正典というのが入ってくるべきなのですが、こちらはシリーズ9冊すべて買わなければならないというスペース的に厳しいものがあることもあり、厳選して購入しています。現時点では、日本語は新潮の延原訳、ちくま文庫のベアリング−グールド註のついたもの、河出のオックスフォード版注釈付きの翻訳の単行本と文庫、事件簿と恐怖の谷が抜けていますが鮎川訳の大全、児童書では偕成社のものが数冊欠けていますがほぼあります。
英語では、ベアリング−グールドの注釈付き全集、クリンガー版注釈付きの3冊本と10冊本、オックスフォードの新しい注釈付きのものがあります。
なお、原本であるストランドマガジンについては、入手したのは合本が5冊と雑誌版が1冊ですが、こちらはよほどのことがない限りは増えないと思います。(宝くじあたるとか・・・)一度、『恐怖の谷』の初版単行本を古本屋で見かけたのですが、躊躇してしまい、未だに悔やんでいます。『四つの署名』と『冒険』については単行本版は間近に見たことはあります。ビートンのクリスマス年鑑は先日行ったポーツマスのランセリン・グリーンコレクションで見たものが多分オリジナルだったような。

さらに原点ということではドイルの手書き原稿というのがありますが、こちらもポーツマスに行ったときに見学できました。

その次によいものであれば買うようにしているのは、英国ヴィクトリア朝に関するものの。特にホームズの世界の理解につながるものは極力買うようにしています。資料的な側面が強いです。
ここからはかなり抑制的なカテゴリになりますが、ホームズには無限に増え続けるパロディとパスティーシュがあるのですが、こちらも日本語・英語ともに際限が無いので、過去のもので言うと定番ものはできるだけ買うものの、むやみやたらに買うのはやめました。漫画も正典の漫画化については石森バージョンを入手したぐらいで、切りが無いので進んでは買っていません。『憂国のモリアーティ』と『ガス灯野良犬探偵団』は面白いのですべて集めてしまっています。
そして、ホームズという名前は出てくるものの、クイズものだったりあまりホームズの正典に関係ないものは、諦めの境地でスルーしています。(新刊で面白そうなら買ってしまいますが。)
これでもだいぶ制限はかけているつもりですが、それでもどんどん増えていくのは悩ましいところ。家の書斎にはまあまあの量が入る本箱があったはずが、一つ増設して乗り切ったものの、今年になりついに入れるところに困り始めました。こんなことなら、もっと広く本棚スペースを取ればよかったと後悔しています。
冒頭の写真はまだ整理中ですが本棚の様子。横積みにすると取り出しづらいのが難点ですが、スペースを埋めるためには仕方ありません・・・。



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