2025年11月10日:著名なホームズコレクターであるミランカー氏の展示会「221Objects」

シャーロッキアン日記

世界には(日本にも)、シャーロック・ホームズに関するものを集めることに情熱を注ぐコレクターが多数います。

故人ですが、リチャード・ランセリン・グリーン氏やジョン・ベネット・ショー氏などのコレクションは寄付されて、それぞれポーツマス市、ミネソタ大学で管理されています。他にも、本やグッズなどに特化したコレクターも枚挙にいとまがありません。

このあたりは一昨年の『ホームズの世界』で「コレクターとコレクション」を特集して紹介しています。

 

グレン・ミランカーさんのコレクション

Youtubeを見ていたら、アメリカのCBSニュースで有名コレクターのミランカーさんが取り上げられていました。

 

こちらは2022年のもので、ミランカーさんが彼のコレクションを使った展示会「Sherlock Holmes in 221 Objects」を開催したときのもの。

キャプションでは次のように説明されています。

「それほど“初歩的”でもない。」

生涯にわたるホームズ愛好家グレン・ミランカー氏が収集したシャーロック・ホームズ関連のコレクションには、希少な版や挿絵、そしてホームズの創造者アーサー・コナン・ドイル卿の私的なメモや書簡などが含まれている。

特派員フェイス・サリーは、ニューヨークのグロリアー・クラブで開催されている展覧会「221の品で見るシャーロック・ホームズ(Sherlock Holmes in 221 Objects)」を訪れ、不朽の名探偵に対する人々の尽きることのない魅了の理由を探る。

 

展示会についてさらに知るには

こちらのサイトからもこの展示会の一端がうかがえます。

Sherlock in 221 Objects

見どころには、『バスカヴィル家の犬』の葉書、短編小説の原稿4冊などがあります。読者のためにシャーロックの象徴的な外見を生み出した英国と米国のイラストレーターによるオリジナルのアートワーク、アーサー・コナン・ドイルが友人、同僚、支援者に宛てた大量の自筆手紙、魅力的な海賊版のコレクション、米国ハウンドの唯一の既知のセールスマンダミー、コナン・ドイルの個人的な思索の「アイデアブック」で、1893年12月のカレンダーに「ホームズを殺した」と有名に書き込んだもの、そしてホームズを殺した理由を説明した手書きのスピーチ(これまで一度も公開されたことはありませんでした): 「私があの紳士を殺したことで大いに非難されましたが、それは殺人ではなく、正当防衛のための殺人であると考えています。なぜなら、私が彼を殺さなかったら、彼は間違いなく私を殺したでしょうから。」

残念ながら、行くことはできなかったのですが、そのときのカタログは入手していました。

Sherlock Holmes in 221 Objects catalogue.

膨大なコレクションから厳選された221点ということで、ため息が出るものばかり。

 

私もコレクター気質はあって、ついついいろんなものを集めてしまうのですが、欧米のコレクターのような財力も、収納スペースがないのが残念なところ。もっぱら本にしぼって、かつ研究書中心、パロディ・パスティーシュは厳選したりと工夫しながら集めています。

 

冒頭の画像は、展示開催とのトップ画像。クールですね。

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