カナダにはBootmakers of Torontoシャーロック・ホームズ愛好団体があります。
1972年に発足した歴史がある団体です。
会の名称は、『バスカヴィル家の犬』で、ヘンリー・バスカヴィル卿がブーツを盗まれたのですが、そのブーツがトロントのマイヤーズというブーツ職人によって作られたものから、トロントを拠点とする団体の名称としてふさわしいとして付けられたものです。
Canadian Holmesという会誌を発行し、年に何回かの会合も行われています。
私も、昨年末に入会の申し込みをして、1月から会員となっています。
何回かある会合のいくつかはオンラインで行われていて、海外からも参加が可能です。
一度出たことがあるのですが、そのときはこちらの日記でも頻繁に書いている、IHOSEとTrifleというPodcast番組を製作、出演しているスコット・モンティさんがゲストとして話しており大変楽しいものでした。
10月25日にもオンライン会合が開催されるということで、参加申し込みをして楽しみにしていました。
唯一の難点は、開始されるのが日本時間だと深夜2時からであるということ。
少し早めに寝て、2時前に起きる作戦でしたが、起きられるかやや不安でした。しかし、やはり楽しみが勝って無事に起きることができ、2時間近くの会合を愉しむことができました。
内容は、聖クリスピンとホームズに関連のある聖人にかんする講演、ポワロとホームズの隠された関係についての講演、クイズに歌という盛りだくさんのもの。
ポワロについての講演をしてくれたのはマリーナ・スタジックさんという方で、毒物の専門家。先日ポーツマスのイベントにも参加していて、お顔は見かけたのですが、お話ができず残念に思ってた方でした。
ポワロとの類似点を上げて大胆な仮説を立てていて面白い発表でした。
『Sherlock Holmes Is Like: Sixty Comparisons for an Incomparable Character』という本にも関連して書いていた荘ですので、いずれ入手して読んでみたいと思いました。
毎度布団の中から参加しているので、顔出しして離したりするのもはばかられているのですが、対面のみの会合などもあるらしいので、いつかトロントで参加してみたいと思っています。



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