先日、シャーロッキアン界の有名人であるレスリー・クリンガー氏と会う機会がありました。
クリンガーさんの功績と言えば、ベアリング・グールド以来のシャーロッキアン的な注釈をほどこしたホームズ全集を刊行したこと(エドガー賞も受賞しています)もありますが、さらに言えばパスティーシュにおけるホームズの使用について、コナン・ドイル財団による法廷闘争の末問題が無いとの判決を勝ち取ったことなども大きな功績だと言えるでしょう。
ロンドン・シャーロック・ホームズ協会の年次ディナーがコロナでオンライン開催になったときに彼の講演を聴いたのですが、その時の印象ではかなり威厳ある人物との様子が感じられました。しかし、今回間近でクリンガーさんに接っしてみると、非常にオープンで明るい方で話しやすい方だったという印象です。気軽に著書へのサインもしていただきましたので、わが家の家宝にしようと思います。
そんなクリンガーさんとお話しできた機会は大変に貴重なものでした。その勢いで、今年に続き来年1月もNYに行くことを決心してしまいました。
もうそろそろ帰国した頃だと思いますので、本日彼にメールでお礼を伝えるとともに来年1月のNYでの再開を楽しみにしている旨を伝えるメールを書きました。
冒頭の写真はサインをいただいたクリンガーさんの著作。両方ともBSJなどに投稿したArticleをまとめたもので、これまで2冊出ていますが、もう少しで3冊目が出せるかな、と本人も言っておりましたので楽しみにしたいと思います。



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