2025年8月22日:ホームズの銅像と銘板

シャーロッキアン日記

引き続き『シャーロック・ホームズの全て』を読み込んでいます。

英語の資料も押さえるべきものは入手したいと思ってアンテナを張ってきたつもりでしたが、本書で紹介されているものだけでもかなり抜け漏れがあることが分かりました。少しずつそろえていきたいと思います。

まずは持っておくべき本をリストアップして、本屋でもネットでもいつでも反応できるようにしておく必要がありますね。ミステリアスブックショップに行ったときに痛感しました。ダブり防止のため、自分の所有している本はブクログというアプリで登録しており、古本屋でも持っていたか迷うときに確認できるようにはしています。(それでも二冊目を買ってしまうこともしばしばではありますが)

 

本書中盤では、ホームズ関連のサイトの紹介がありますが、銅像と銘板についても幅広く紹介されていました。

銅像については、本書で紹介されているものでこれまで実際に見たことがあるのは、ベーカーストリート駅前のもの、エジンバラのドイルパブの前にあったときのホームズ像、スイスマイリンゲンのホームズ博物館前の座像ぐらいかと思います。実はまだ追分のホームズ像には行ったことがないというのは、恥ずべきことだと思いつつ、なかなか機会が得られていません。行こうと思えばいつでも行けるということで油断しているのかもしれません。旧サヴィル劇場のファサードは見たような見てないような。イタリアとロシアは宿題として残っています。

名盤の方は、クライテリオン酒場の中にあった頃に一度見たことがありますが、その後行方不明になってしまったとのことで見ておいて良かったと思います。聖バーソロミュー病院の、ホームズとワトソンの出会いを祝した名盤は博物館に移ってから見ることができました。アビーナショナルにあったのは見たような見てないような。今はもうないそうで残念です。マイリンゲンについては全て見ていたと思います。この本を読んで新しく知ったのはランガムホテルの銘板。ロンドンに住んでいたときはなかったようで、2012年についたそうです。まあ、ドイルとワイルドの出会いを記念したものなのでいいかな。他のドイルの銘板もまあ機会があればという感じです。(シャーロッキアン・ホームジアンであるのですが、あまりドイリアンではないので優先度は低いのです。)

重要な情報なのですが、あえてひとさまの商売をどうこう言うのもなんなのであまり触れないようにはしていたのですが、この本では明確に書かれていることがあります。

ベイカー街二三九番地にある《シャーロック・ホームズ博物館》の青い銘板について、インターネットなどで誤った情報が流されている。この銘板はイングリッシュ・ヘリテージその他の公的機関から授与されたものではなく、博物館の所有者によっていらいされ設置されたものだ。さらにこの博物館の住所は二二一Bではないし、過去にそうであったこともない。「221B Ltd.」は、博物館の所有者が登録した会社の名前なのである。

博物館に行くことを否定はしませんし(私も何回か行っています)、様々なグッズを買うのも楽しいと思います。(私も結構買いました)しかし、上記のような事実があること、郵便局に強引に掛け合って221B宛の郵便を博物館に届けさせるようになったこと(かつては221番地にあったアビーナショナルが秘書までやとって返事を書いていたこともある)などについては、賛否両論というかむしろ商業主義的すぎるのではと言う否定的な意見があることは、シャーロッキアンとしては心に留めておきたいところだと感じています。

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