2026年2月23日:コーチャンフォー若葉台店でホームズ本を探す

シャーロッキアン日記

昔から本が好きです。
本屋に入ると、気がつけば何時間でも過ごしてしまいます。

最近は絶版になったホームズ本を探して古書店を巡ることが多いのですが、新刊書店にもよく足を運びます。目的は、ホームズ関連書の品揃えチェック。いわば“定点観測”です。

近所の書店も好きですが、大型書店を歩き回るのもまた格別でした。
中高生の頃は池袋のリブロへ。社会人になってからは同じく池袋のジュンク堂書店、そして新宿の紀伊國屋書店 新宿本店や**紀伊國屋書店 新宿南店(タイムズスクエア店)**へ、足しげく通っていました。フロアを上下しながら棚を巡る時間は、まさに至福でした。

 

 

最近は大型書店の新規開拓をしていなかったのですが、「コーチャンフォー」という面白い名前の書店があることを知りました。しかも自宅から比較的近い。

きっかけは、三宅香帆さんのYouTubeチャンネル。

訪問動画を見て、その“横に広がる”圧倒的なスケールに驚きました。これまで通っていた大型書店はどこも「縦に積み上がる」構造ですが、こちらはワンフロアで大展開。全景を眺めたらさぞ壮観だろうと、いつか行ってみたいと思っていました。

 

 

ちょうど時間ができた今日、ついに訪問。

 

 

場所は若葉台駅から歩いて5分ほど。うちからは40分程度で行けましたので、新宿に行くのとそう変わりません。

 

店内に入るとその広さに圧倒されます。右側が文具などで、左側には延々と本棚が広がっています。

フロアマップが見つけられなかったので、とりあえず片っ端から見て回りました。

 

正直なところ、新刊のホームズ本はほとんど既に所蔵しているか、あえて購入を見送ったものばかり。掘り出し物がある可能性は高くありません。
そのため最近は、ホームズそのものよりも、英国史やヴィクトリア朝関連の書籍を探すことが多くなっています。

とはいえ、まずはホームズ関連本を見たかったので、海外文学コーナーを探しました。

 

最近感じているのは、海外文学、とりわけ海外ミステリーの棚が縮小傾向にあること。コーチャンフォーでも決して大きな面積ではありませんでした。さらにホームズ研究書を求めて文学評論棚へ移動すると、こちらもわずか二段ほど。ホームズ関連書は5冊程度でした。

 

しかし、今日はその中に見たことがない本が一冊あり、学術書っぽくて高かったのですが、将来見つけるのが難しくなりそうだったので購入してしまいました。

それがこちら。

https://amzn.to/4rD5nG7

明治と清末民初における近代化のローカルな過程を、『シャーロック・ホームズ』の翻訳、翻案、その他の創作作品の事例から浮き彫りにする試み。
歴史社会学、間テクスト性、トランスリンガル的実践をキーワードに、原抱一庵、陳景韓などの仕事を読み解き、日中における近代化を再構築する。

 

著者の余玟欣さんは確かJSHCの会員で、『ホームズの世界』にも投稿いただいた記憶があります。こうした単行本も出されていることを不覚にも存じ上げませんでした。かなり学術的な内容なので、じっくりと読みたいところ。

 

岩波文庫やちくま文庫も在庫全巻とのことでしたが、ちくま文庫の詳注版ホームズ全集はすでに絶版なのでさすがに置いてません。

 

NHKの100de名著も在庫すべてありといのこと。

当然ホームズ回のテキストも置いてありました。

保管用に1冊買うことにしました。こうした雑誌に類するものはなかなか古本にもなかったりしますので。(という言い訳・・・)

 

世界史コーナーのイギリス棚もチェック。ホームズの生きた時代背景を理解することも重要なので、ついついあれこれ買ってしまうコーナーでもあります。関矢悦子さんの『シャーロック・ホームズと見る ヴィクトリア時代の食卓と生活』はこちらにありました。

 

最後に児童書コーナーまで足を伸ばしたところで、気づけば夕方。時間はあっという間に過ぎていました。

 

ホームズ本の傾向は分かりましたので、ホームズ本を求めて行くことはないと思いますが、それ以外の本を目当てに行くことはありそうです。料理本コーナーやビジネス・起業系の本などは充実していていて思わぬ発見もありそう。

本屋は、やはり特別な空間です。
棚の前に立ち、背表紙を眺め、思いがけない一冊に出会う――その偶然性こそが、本屋の醍醐味なのだと、あらためて感じた一日でした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました