2026年2月20日:『辮髪のシャーロック・ホームズ』が届く

シャーロッキアン日記

先週のJSHC月例会は是非とも会場参加したかったのですが、残念ながら出張のためタイ・バンコクからの出席となってしまいました。

今回のテーマは「世界はホームズで満ちている」の第二弾。

僭越ながら、第一弾のイギリス・アメリカの回でお話をさせていただいたのですが、その続編。

内容は月例会ページで以下のように紹介されていました。

2月は「世界はホームズで満ちている〜ウズベキスタン・香港編〜」です。昨年11月に続く、海外ホームズ企画の第2弾です。

舩山むつみさん「ロンドンのホームズと香港のホームズ 大英帝国の東の果てで」
別所礼子さん「中央アジアの学生が見たアイリーン・アドラー像(仮題)」

舩山さんにはご自身が翻訳された『辮髪のシャーロック・ホームズ』で描かれたホームズと同時代の名探偵・福邇の人物像や、大英帝国の支配と中華の伝統が混在する香港の様子について、別所さんにはウズベキスタンの大学生が感じたホームズ物語への感想やアイリーン・アドラー像、そこから見える中央アジアの文化について紹介していただく予定です。

 

舩山さんのご発表は、香港のホームズ、つまり『辮髪のシャーロック・ホームズ』とロンドンの本家ホームズの比較などが中心でしたが、大変面白いものでした。

実は『辮髪のシャーロック・ホームズ』は未読でしたので、あらためて入手して読もうとバンコクから発注して帰国したら読めるようにしていました。その本が届いたというわけです。

また冒頭しか読めていませんが、ワトソン的な役どころの華笙が回教徒との戦いに赴いて、肩と足を負傷するエピソードなど、ロンドンのワトソンにも通じるところで、シャーロッキアンとしても入りやすい導入となっています。

そういえば陝西省も甘粛省も昔行ったことがありますが、空港などでもイスラム教徒が多い印象を持ちました。

その後、船で香港に入るというのもワトソンのポーツマスを思い出させます。

まだ読み始めなのですが、今後期待できる出だしなので、あっという間に読み終えてしまいそうです。

すでに原作では3作まで出ており、4作目も進みつつあるようです。日本語訳は、1巻である本作が新訳として出るのに続いて、2巻、3巻も近く翻訳されるかもしれないとのことでした。

折りしも、今年のJSHCセミナーのテーマもパロディ・パスティーシュですし、ホームズの世界でも取り上げようという構想もあり、これまであまり読めてこなかったパロディ・パスティーシュも注目していきたいと思っていたところで、よいパロディ・パスティーシュを読むきっかけになったと思います。(辮髪のホームズは、ホームズではないのでパスティーシュではないのですが、パロディというにも違う気がしており、あえて言えばオマージュというのでしょうか)

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