この本も先日のJSHCオープンセミナーの後の懇親会で入手したもの。
編者の青羽芳裕さんは、日本パイプスモーカーズクラブ(JPSC)の事務局長(当時)をされている方で、本書を編んだ理由として以下のように書いています。
パイプタバコを味わう、パイプを手にして眺める、そしてパイプの文章を読む愉しみがある。この愉しみを内田魯庵は「喫煙ではなく読煙」と称している。今回アンソロジーを編んだのは、読者の読煙経験、読み愉しんできた文章を次の世代にも伝えたいと思ったからかもしれない。
私自身は煙草は吸わないのですが、読煙ということでいえば、シャーロック・ホームズとワトソン博士がパイプや煙草を吸う場面は何度も読んできましたので、読煙してきたと言えるかもしれません。
ホームズといえば、パイプがトレードマークとなっていますが、数種類のパイプを使っていたことでも知られています。そんなホームズと煙草について、シャーロッキアンたるもの、調べていないということはなく、多くのことが書かれてきています。
日本ではその極めつきといえば、日本のシャーロッキアンの第一人者である長沼弘毅氏による『シャーロック・ホームズの紫烟』となるでしょうか。
そして本書にももちろん長沼さんのエッセイが収録されていました。(だから入手したのですが・・・)
内容としては、上述の『シャーロック・ホームズの紫烟』からの抜粋となっていますので、既読ではあったのですが、本書では各エッセイの最後に編者による解説があり、ここが興味深いところでした。
なんと、青羽さんは、『紫烟』を読んで疑問を持ったことを、長沼さん(当時コロムビアの会長)に直接電話をして聞いたとのこと。しかし、自分で調べろと「恐ろしく怒られた」のだそう。
しかしその後、長沼さんが『紫烟』で分からないと書いてあるADPの意味を見事説き明かしたことも書かれており、自分で調べることを実践した成果といえるのかもしれません。
私自身は喫煙しないのですが、ホームズが愛用したパイプには興味があり、一つぐらい手に入れて「パイプを手にして眺める」愉しみもしてみたいと思っています。どんなものを買うべきか、いろいろとありすぎて悩むところも愉しみかもしれません。



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