Kickstarterで興味深い企画がありましたのでご紹介。
Kickstarterとは
日本ではあまり馴染みがないと思いますが、アメリカ発のサイトで、クリエイティブなプロジェクト(映画、音楽、デザイン、テクノロジー、ゲームなど)の資金調達を目的とした、世界最大級のクラウドファンディングプラットフォームです。
私も、昔シャーロック・ホームズのボードゲームを作るプロジェクトにバック(お金を投じること)したのですが、何の手違いだったのか、ホームズの駒だけ届き本体が届きませんでした。どこかで操作を間違ったのかもしれませんが、企画者とも話しましたが分かりませんでした。コロナ禍でアメリカからの送料がものすごかったので諦めてしまいました。
ワトソン博士フレーバーチョコ
そんなKickstarterの企画で、チョコレートの支援が募られていました。(すでに締め切られています。)
それがワトソンチョコ。
作り手はOpen Book Chocolates。以下紹介文がありました。
私たちは「Open Book Chocolates」です。メリーランド州を拠点とする小規模な女性経営のビジネスで、手作りのビーントゥバー、フェアトレード、文学にインスパイアされたチョコレートバーを製造しています。
文学にインスパイアというところでワトソン博士のアイデアも出てきたのですね。
ワトソン博士フレーバーとはどんなものでしょう。
私たちの「ワトソン博士」チョコレートバーは、ホームズとワトソンが常に分け合っていた紅茶からインスピレーションを得ています。
『緑柱石の宝冠』では、ワトソンが紅茶を飲み終える頃にホームズがベーカー街221Bに戻り、事件の詳細を話し合う中でホームズも自分のカップに紅茶を注ぎます。また、『最後の挨拶』では、ホームズが田舎に引退し、養蜂を始めます。
このチョコレートバーは、ホームズとワトソンの仲間としての紅茶と、ホームズの引退後のハチミツの両方を特徴としています。
二人が飲んでいた紅茶にヒントを得たということですね。
お茶が登場するホームズ作品
紅茶を飲んでいた正典のストーリーが紹介されています。他にも登場していたので、念のため確認してみました。(以前、JSHC東京セミナーでの発表のために調べたことがあるのです。)
お茶が登場するのは、緑柱石の宝冠、黄いろい顔、ギリシャ語通訳、海軍条約文書事件、恐怖の谷、這う男、サセックスの吸血鬼でした。意外と多いですね。これだけ多いということは日常的にもよく飲んでいたのであろうことがうかがえます。(コーヒーは7作品なので同じくらい飲んでいたと思われます)
ワトソンチョコの入手方法
すでにKickstarterは終わってしまっていますが、入手する方法はあるのでしょうか。
Open Book Choolatesのサイトに行ってみたところ、Dr. Watsonもすでに販売されている様子。
そして、Dr. WatsonがあるからにはSherlock Holmesもあるはず、と探してみたところ、やはりありました。
残念ながら、今は売り切れのようです。
フレーバーはお茶と蜂蜜ということでDr. Watsonとほぼ同じですが、こちらはホワイトチョコレートになるそうです。
海外への通信をしているのか、ウェブからだけでは分かりませんでしたが、来年1月にホームズフレーバーが復活しているようなら、ニューヨークで販売しているショップもいくつかあるようなので行ってみてもいいかなと思っています。
しかし、価格がそれなりなので、買ってもおいそれとは食べにくいですね。
冒頭はKickstarterで提示されていたワトソンチョコのビジュアル。今回はマルタの鷹フレーバーとのカップリングでした。



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