私が所属しているホームズ団体は、長らく日本のJSHC、ロンドンのSHSLの二つだったのですが、今年からカナダのホームズ団体にも所属しています。
カナダの団体は、The Bootmakers of Torontoというもので長い歴史を持った団体です。
この団体を知るきっかけとなったのがこちらの本。
Canadian Holmesという機関誌からの記事の抜粋となっています。
よい論文が多く収録されていましたので、とても熱心な団体であることが分かりました。
『シャーロック・ホームズのすべて』によれば、
カナダを代表する団体は、一九七一年一二月にメトロ・トロント中央図書館で開催されたイベント、『シャーロック・ホームズと過ごす週末』をきっかけに誕生した。一九七二年二月に行われた第一回会合では、サー・ヘンリー・バスカヴィルが盗まれたブーツが「トロントのマイヤーズ」製たったことから《ザ・ブーツメイカー・オブ・トロント》という名前が選ばれた。
とのこと。
71年からとうことで、日本シャーロック・ホームズ・クラブよりも6年前の創設ですね。
今日はそのThe Bootmakers of Torontoから、会合のお知らせが来ていたので申し込みをしてみました。
毎年何回か会合があるようですが、Zoomでのミーティングもあるようで、遠隔からの参加もしやすくなっており助かります。といっても、やはり時差の関係で開催時刻が日本の深夜となるのはつらいところ。
今回案内があったイベントも真夜中なのですが、ゲストスピーカーがスコット・モンティさんということで、頑張って参加してみようと思い登録してしまいました。
案内では、「最初のゲストスピーカーはBSI(「ヘンリー・ウッド伍長」)のスコット・モンティ氏で、「I Hear of Sherlock Everywhere:trifleな番組がシャーロック・ポッドキャストの先駆けとなった経緯」と題した講演を行います。」ということで、こちらの日記でも紹介したシャーロッキアンPodcastのIHOSEの背景を語ってくるようです。これは必見。
他にも二人のスピーカーが予定されていて、その他にもプログラムがあるようでとても楽しみです。個人的に注目は、ホームズ本のオンライン書店であるThe Battered Silicon Dispatch Boxを運営しているGeorge A. Vanderburghさん。クイズの賞品を提供してくれるとのこと。
こちらのBSDBという書店、私もかつて通販でお世話になったことが有り、最近も何冊か注文したのですが返事がなく、再度問い合わせたら腰を痛めていたとかでお休みされてたそうです。その後もなかなか発注が確定していないのですが、のんびり待ちたいと思います。
彼もカナダの方とのことで、ブーツメーカーの会員なんですね。
こうして少しずつでも輪が広がるのが楽しみです。
その他に今日の注目は、「シャーロック・ホームズの建築2」の連載開始のニュース。
『シャーロック・ホームズの建築』といえば、第45回シャーロック・ホームズ大賞の特別賞を取った素晴らしい作品。ホームズに登場する建物がどのようなものだったのかを考察した非常に価値の高い本だと思っています。
共著者で建築家の村山さんの原画展も何度か開催されているのですが、今年の原画展に行ったときに第二弾の連載が秋から始まるとのことを伺っていましたが、いよいよ決定したようです。
プチバズってるので。〈建築知識〉2025年10月号は英国の建築特集。ちょうどその号から、「シャーロック・ホームズの建築 Season2」連載開始です。買ってね読んでね!
— 北原尚彦@『シャーロック・ホームズの建築』 (@naohikoKITAHARA)
『建築知識』という雑誌に連来なのですが、初回が掲載される10月号は英国建築特集ということで、単行本かを待たず、この号は雑誌で購入しなければならなそうです。
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