「ホームズゆかりの地」案内:Barbican

ホームズゆかりの地

*本記事は著者が2006~07年にロンドン滞在時に訪問した記録です。当時の情報であることをご承知おきください。

現在はBarbican駅という名称になっていますが、ホームズの時代はAldersgateという名前の駅だったようです。

1.Barbican (Aldersgate) Underground Station, EC3

「赤髪組合」

私たちはオルダースゲートまで地下鉄で行った。そこからはちょっと歩くと、あの怪奇な話の主人公ウィルスンの住んでいるサクス・コバーグ・スクエアに出られた。その町は小さな古びたむさくるしいコートで、すすけた煉瓦だての二階家に四方をかこまれた中央の小さな空地には、さくをめぐらしたなかに雑草といいたいほどの芝生があり、栄養不良の月桂樹が二、三本、煙の多い不健康な外気にたいして、苦しい闘いをしていた。

(新潮文庫『シャーロック・ホームズの冒険』)

こちらが地下鉄駅の出口です。この出口に面している通りの名前は当時のとおり、Aldersgate通りと言います。

さて、ジェイベズ・ウィルスンの店の位置ですが、どの辺にあったのか、少し探してみたら面白いと思いました。ヴァイニーの本には写真も、地図にも見あたりませんでした。

銀行との位置関係や、ストランドまでの行き方など、ヒントは比較的あると思います。今後の課題として取っておきたいと思います。

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