2025年10月29日:アメリカのホームズ団体「The Crew of the Barque Lone Star」のイベント告知

Facebookを見ていたところ、カナダのホームズ団体 Bootmakers of Toronto のグループに、オンライン・ミーティングの告知が出ていました。スピーカーはBootmakersのメンバーであるペギーさん。主催は「The Crew of the Barque Lone Star」という団体とのことでした。

 

この名前を聞くのは初めてだったので、興味を持って調べてみたところ、アメリカ・テキサス州を拠点とするシャーロッキアンの団体で、Baker Street Irregulars(BSI)の “Scion Society” にあたるそうです。

この “Scion Society” は、日本語に訳すと「BSI公認支部」といったところでしょうか。アメリカは広大な国(というより州ごとに国のようなもの)なので、各地にこうした支部が存在します。

 

例えば、1月に行ったニューヨークの Gaslight Gala で同席した方は、ミネソタ州の Norwegian Explorers のメンバーでしたし、昨年末に来日され、ポーツマスで再会した方は、セントルイスを拠点とする The Parallel Case of St. Louis に所属していました。

日本にもかつて「バリツ支部」があったと記憶していますが、それが正式なBSI支部だったかどうか――この点は改めて調べてみたいところです。

 

さて、話を戻すと「The Crew of the Barque Lone Star」のイベント告知は、同団体のウェブサイトで見つけました。

The Crew of the Barque Lone Star
The Crew of the Barque Lone Star is a Sherlock Holmes literary society for the greater Dallas / Ft. Worth area, and a sc...

開催は11月2日、現地時間の午後3時。日本時間では3日午前5時にあたります。毎回、日本では深夜・早朝の時間帯になるので、参加するかどうか少し迷うところです。

 

ペギーさんとはまだ直接お会いしたことはありませんが、以前日本を訪れた際にJSHCのメンバーとは交流されたと聞いています。確か、トロント図書館のドイル・コレクションを管理されていた方だったはずです。

 

今回のテーマは「赤毛連盟(The Red-Headed League)」とのことで、ペギーさんの講演タイトルは “Redheads have a soul?”。なんとも気になる題名です。Bootmakersでは10月が「覆面の下宿人(The Adventure of the Resident Patient)」でしたが、Lone Starでは11月が「赤毛連盟」。どうやら、各団体とも毎月正典の一編をテーマに取り上げているようですね。

 

冒頭のスクリーンショットは、その「The Crew of the Barque Lone Star」のサイトから。内容が非常に充実しており、オンライン・セミナーの録画なども多数公開されています。 “Legion of Zoom” と呼ばれるオンライン・シャーロッキアン活動の一環のようです。

https://www.dfw-sherlock.org/2025-conference-summary—presentations.html

 

また一つ、見たいもの・学びたいものが増えてしまいました。

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