スタリット生誕140周年記念大会が開幕――ホームズとオスマン帝国の講演、新ドラマ主演俳優のインタビュー

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10月23日、米国イリノイ州でヴィンセント・スタリット生誕140周年を記念する大会が始まります。カナダでは24日にホームズとオスマン帝国をテーマとする講演会が開催されます。また、新作ドラマ『The Death of Sherlock Holmes』の主演俳優レイフ・スポールが、記憶を失ったホームズの役作りについて語ったインタビューが日本語で紹介されました。

米国でヴィンセント・スタリット生誕140周年記念大会「And It Is Always 1895」開催

10月23日から25日まで、米国イリノイ州シカゴ近郊で、シャーロッキアンの先駆者ヴィンセント・スタリット(Vincent Starrett、1886–1974)の生誕140周年を記念する大会「And It Is Always 1895」が開催されます。

スタリットは『The Private Life of Sherlock Holmes』(1933年)の著者で、ベイカー街遊撃隊(BSI)の初期メンバーとして知られています。

翻訳はこちらの『シャーロック・ホームズの私生活』。

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大会名は、彼の詩「221B」の一節から取られています。

23日はシカゴのニューベリー図書館でドイル関連コレクションなどの紹介が行われ、夜にはHounds of the Baskerville (sic)の晩餐会を開催。24日の研究大会では、レイ・ベッツナー、グレン・ミランカー、マイケル・ダーダら8人が、スタリットの生涯、著作、収集活動などについて講演します。

25日にはシカゴのグレースランド墓地で墓碑の再奉献式を実施。大会では墓所の維持管理に充てる基金の設立も目指しています。

情報源: 大会公式サイト/ 講演プログラム

カナダのBootmakers of Toronto、ホームズとオスマン帝国をテーマに特別講演

カナダのシャーロッキアン団体Bootmakers of Torontoは、10月24日、Friends of the Arthur Conan Doyle Collectionとの合同イベントを開催します。

会場はトロント公共図書館本館のBeeton Auditoriumで、現地時間13時から16時まで。参加費は無料です。

特別講演は、トルコを拠点に活動してきたジャーナリストで作家のアンドリュー・フィンケル(Andrew Finkel)による「The Sultan and the Detective: Sherlock Holmes’ Curious Adventures in the Ottoman Empire」。

オスマン帝国のスルタン、アブデュルハミト2世が就寝前にホームズ物語の朗読を聞いていたという逸話を出発点に、ドイル作品とオスマン帝国の関係、翻訳や文化を越えた物語の伝播を取り上げます。フィンケル自身の小説『The Adventure of the Second Wife』にも関連する内容です。

ちなみに、JSHCの春の大会でもフィンケルさんに講演していただきました。

当日は音楽演奏、ホームズ関連のゲーム、書籍の抽選なども予定されています。

情報源: Bootmakers of Toronto公式サイト(行事予定を参照)

『The Death of Sherlock Holmes』主演レイフ・スポール、記憶喪失のホームズ像を語る

10月22日、日本の海外ドラマ情報サイト『海外ドラマNAVI』が、新作ドラマ『The Death of Sherlock Holmes』で主演を務めるレイフ・スポール(Rafe Spall)のインタビューを紹介しました。米国のエンターテインメント専門誌『Deadline』が実施した取材に基づく記事です。

本作は、1891年のライヘンバッハの滝での失踪から、ホームズがロンドンに帰還するまでの「空白の3年間」を描く全6話のドラマ。スイス・アルプスで瀕死の状態で発見された記憶喪失の英国人男性が、村で起きた殺人事件をきっかけに、失われた推理力と記憶を取り戻していきます。

スポールはインタビューで、主人公が自分自身を知らない状態から始まるため、過去のホームズ俳優を意識せず役作りができたと説明。原作を直接脚色する作品であれば、より大きなプレッシャーを感じただろうとも語っています。

撮影はスイス、イタリア、ドイツのレーゲンスブルクなどで実施。英国とアイルランドではSkyとNOWで2027年に配信される予定です。

情報源: 海外ドラマNAVI(10月22日)/ Deadline・レイフ・スポールへのインタビュー

ヒュー・ボネヴィル朗読の『四つの署名』、第1回の無料配信が開始

英国のポッドキャスト制作会社Noiserによる『Sherlock Holmes Short Stories』で、俳優ヒュー・ボネヴィル(Hugh Bonneville)が朗読する『四つの署名』(The Sign of Four)の配信が始まりました。

全7回のシリーズで、第1回「The Sign of Four: Part One」は10月22日から無料公開されています。第2回の無料配信は10月29日の予定です。

第1回は約48分。メアリー・モースタンがベイカー街を訪れ、ホームズとワトスンに事件の調査を依頼する場面から物語が始まります。制作はダンカン・バレット(Duncan Barrett)が担当しています。

なお、番組の説明文には、今回の朗読版では原作にある薬物使用への言及を削除したことが明記されています。Apple Podcastsなどで聴取できます。

情報源: Noiser公式サイト/ Apple Podcasts・第1回配信ページ

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